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@neiraza

2匹の怪獣が寝た後にプログラマーしてる、最近はサイバーエージェントでゼミ長もしてる僕のネタ帳

『HARD THINGS』

2015年に流行った書籍(たぶん)で、他の書籍に浮気しつつ半年かけて読了しました。
購入時、6月のサンフランシスコ出張時に読み切ろうと思っていたのが、気づくともう11月に・・・(笑)

※以下、書籍の内容を紹介しており、ネタバレあるよ

HARD THINGS

書籍の内容構成

ベン・ホロウィッツという起業家、CEOを経てベンチャーキャピタリストを努めている方の半生?を、
ビジネスシーンにおける窮地に陥った時(ほとんど窮地)、それを乗り越えた時の経験について教訓と共に描かれている。

総括

僕自身がテクノロジー・ビジネスに携わっているため、

  • 魔術的に素晴らしい製品を創造すること
  • 製品を開発する為に必要なチームを維持し続けること(お金を稼ぐこと)

の狭間で揺れることがあり、どこかに良い答えがあるんじゃないかと思うことがある。

その幻想をぶち殺す!! 」ばりに、本書は「 困難な問題を解決する答えなどない 」ということを教えてくれる。
しかし、ネガティブな事象を乗り越えるための助言を貰えるし、
結局のところ考えに考え抜いた上で「 やってやんよ 」しかねーなという結論にいたれたので、読み終わりは満足な一冊だった。

章ごとの振り返り

以下、目次ベースに簡単に振り返りってみる。

第1章 妻のフェリシア、パートナーのマーク・アンドリーセンと出会う

ベン・ホロウィッツという人物について、高校時代、奥さんとの出会いを紹介されいていくうちに、話しに引き込まれていった。

特に高校のフットボール監督の最初の訓示、

「お前らの中には、いい加減な気持ちでここへ来た者がいるはずだ。そういうヤツらは、べらべらと愚にもつかんクソな無駄話をして、クソな時間を潰し、まともなことはやらん。フットボールのユニフォームを着ればかっこよく見えるだろうなんて思っている。そんなヤツらはどうなるか知っているか? 辞めちまえ!」

監督が受け入れられない行動について詳しく説明している場面、

「練習に遅れて来る? 辞めちまえ! ぶつかり合いが嫌だ? 辞めちまえ! 全力で走らない? 辞めちまえ! オレをチコと呼ぶ? 辞めちまえ!」

など、ウダウダ言ってるくらいなら「辞めちまえ!」て思うことあるよなーとか思いつつ(笑)

また、そのちょっと乱暴な表現(原著もかな!?)も第2章以降のタイトルも自然と受け入れられていく感じ。

第2章 生き残ってやる
第3章 直感を信じる

ネットスケープ創業者 マーク・アンドリーセンと立ち上げたラウドクラウドが紆余曲折を経て倒産が視野に入った後、

「会社の方向性に関する提言はいらなかった。今は戦時なのだ。」

平時のCEOから戦時のCEOへ変わった様が、とても臨場感に溢れていた。

「勝てる製品を持たない限り、生き残る道はない。...(略)... 銃には一発だけ弾が残っていて、標的に命中させなくてはならない」

とか、僕自身も過去に「結構大きな投資をして貰っていたプロダクトをお蔵入り」にしたり「会社ごと消えてなくなる」などの経験があり、ベンの思惑通り? 感情移入し読めました。まぁ、ベンに比べたら僕なんて(笑)。

第4章 物事がうまくいかなくなるとき
第5章 人、製品、利益を大切にする ー この順番で
第6章 事業継続に必須な要素
第7章 やるべきことに全力で集中する
第8章 起業家のための第一法則 ー 困難な問題を解決する法則はない

ベンの実体験からくるアドバイスに真剣に耳を傾ける章です。 僕個人的には、第5章と第7章が好きでした。プロダクトを作るには!?ってことを真剣に考えることができたし、1点に集中していたく感じは好きです。

第9章 我が人生の始まりの終わり

テクノロジー・ビジネスでは、事前によそうができることは非常に少なく、凡庸な製品と魔術的に素晴らしい製品との差は、社員に厳しく責任を求める会社運営と、社員が創造性を発揮するためなら必要なリスクを取ることを許す経営との差にある。

最後に

この内容で、1,800円はお得だと思う。

HARD THINGS

HARD THINGS